2010年9月28日火曜日

名物漁師が小学生に野外授業、環境への思い伝え?二宮

 神奈川県二宮町の名物漁師、西山敏夫さん(76)が15日、同町の梅沢海岸で、町立二宮小学校5年生101人に課外授業を行った。児童らは潮風が当たる野外教室でノートを広げメモを取りながら、漁師の仕事ぶりや自然の恵みのありがたみについて学んでいた。

 西山さんは同海岸でワカメの養殖を続ける一方、15年前からは地元児童を招いて、刈り取り体験などをしてもらう「海の教室」を開いてきた。

 高齢を理由に今春の収穫で現役を退き、教室も最後を迎えていた。しかし、海の教室で知り合った二宮小の府川芳子教諭が「地元で漁業が行われているのを知らない子どももいる。高学年向けにも話をしてほしい」と要望。西山さんも「母校に恩返しをしよう」と引き受けた。

 海を背に西山さんは長い白ひげを揺らしながら、漁師の服装や道具、漁の仕方などについて説明。乱獲や汚染などの問題にも触れて「1人や2人ではだめだ。皆で力を合わせて環境を良くしていけば海は必ずよみがえる」と思いを伝えていた。

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引用元:売買 不動産 | 松山市

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